2階(または1階)にあるベランダの古くなった屋根(波板)の張り替え時・業者の選び方

ベランダの屋根が古くなってきたので張り替えたい。(汚れてきた、穴が空いたなど)こういったことでお困りではないですか?

ベランダの屋根は一般的に波板屋根と呼ばれ種類が多く、水(雨)をはじき、耐久性が高く、材料費が安価で簡単に工事ができる特徴(長所など)があります。

 1.ベランダの屋根を張り替える時の費用を考えた時に最初に確認するとよいことは

 ・費用の相見積もりをとる(できれば2社以上)

複数の業者から見積もりを取ることで同等の工事内容であっても安く張り替えをする業者が見つかります。


格安の見積もりを出してくる業者は見積もりの内容によく目を通して後で高額な追

加費用をされないか施工内容の確認を必ず行いましょう。

・加入している火災保険(総合)を利用して修理が可能か保険会社に確認する

(台風、ひょう、あられなどが原因で穴があいた、割れたなど)

加入している火災保険(総合)を利用できる場合もあります。(保険会社に確認)

参考として台風等によって波板が剥がれた、ひょう、あられで穴が空いたなどの理由で保険金が出ます。

住宅を購入した際に入られた火災保険以外にも、県民共済や生協のたすけあい共済などお見舞金程度でもお金が出ることもあります。

ただし、20年以上前に入られた古い保険の場合は、台風が原因の場合は出なかったりする場合もありますので、一度確認しておいた方が良いでしょう。

  

2.ベランダの屋根の張り替えが必要な場合は

・さびが出ていてそこが弱くなってきている(汚れが気になるなど)

ベランダの屋根の張り替えが必要ケースでさびている場合の原因として、ベランダの屋根が受ける特に大きい影響は雨によるさびです。

一般的な原因としては塗装がはがれた個所に雨が当たることが挙げられます。

材料そのもののサビが発生している場合は同じ個所に再度(さび)が発生しやすいです。このため、さびの度合いによっては屋根全体の張り替えが必要な場合もあります。


・穴が空いてそこから雨漏りがする(洗濯物を干しても途中で雨が降ると濡れる)

 穴があく場合の原因として、

ベランダの屋根に穴があく原因はサビが挙げられます。

さびてしまった屋根材は時間とともにもろくなっていき、小さい穴ができはじめます。

小さい穴の個所に強風で木の枝等が飛んでくる、猫などが飛び乗って穴があくなどもあります。
経過年数で波板の劣化などもあります。

小さい穴であればシリコンで埋めることもできます。波板の場合は少ない枚数で張り替えできる場合もあります。

雨漏りをしている場合の原因として、
雨漏りの主な原因は、さびで傷んだ個所や夏の強い紫外線で受けた部分からの破損が考えられます。

穴からの雨漏りがする場合は雨が降っているときに洗濯物が干せない、途中で雨が降ってきたときに洗濯物が濡れてしまう等の困りごとや心配事がある。大きい穴だと雨音が気になる。

3.ベランダの屋根を張り替える方法は

ベランダの波板ですと、プロの方でなくても道具さえあれば波板の張り替えができます。ただし、高所作業になりますので十分に安全を考慮して無理をしないことです。

 波板を張り替えする場合の作業の流れについて説明しますと、

 ・既存の屋根を取り外す(ケガに注意)

取り外した屋根の置き場(仮置き等)の確保も必要です。
(屋根の留め具はドライバー(電動)などを使って外す)  

・下地のしっかり整える

新しい屋根材(波板)が固定できるように、破損個所は補修して下地を作っておきましょう。  (屋根を張り替えるタイミングで普段できない気になる個所のお掃除もしましょう)

・下地にサイズに合わせた屋根を用意する

下地のサイズに合わせてカットした屋根材(波板)を用意します。

屋根材(波板)カットはカッターやハサミ、電動ノコギリを使い分けて行います。(作業時は軍手をつけ、ケガをしないように気をつけましょう)

波板を使用する場合枚数、規格サイズ(色)を確認して購入しましょう。(屋根のサイズを計測して必要な枚数を購入)

※参考 波板規定サイズ655mm 二枚以上使用の場合2.5山分の(80mm)が重なることも考える。

・屋根材を留め具で固定します。
波板の留め具は屋根の下地に合ったタイプを選びましょう。波板に使用する留め具は主に次の5つのタイプがありますが下地に適した留め具を確認して購入する。

・傘釘(下地が木製、雨水を通しにくい)
・ビス(下地が木製または金属製用のタイプがあります)
・ポリカフック(下地がアルミ製、ポリカーボネート製の留め具)
・フックボルトセット(下地がL型アングルの場合下部がL字のフックボルトセット
・パイプボルトセット(下地がパイプタイプであれば「し」の字をした留め具)

4.屋根(波板)の張り替えを行っている業者を選ぶ

・波板の張り替え実績が豊富な業者を選ぶ。
・相見積もりを取る

 屋根(波板)の張り替えを行っている業者を選ぶ際のポイント

実績が豊富な業者は、施工する屋根に適した張り替えができるため満足な仕上がりになります。また工事中の周りへの配慮などの実績が豊富な業者だと安心して任せられます。

 逆に実績の少ない業者を選ぶと作業に慣れておらず施工不良が起きてしまうこともあります。

 あと、ベランダ屋根の波板を張り替えする場合の費用の大体の相場をつかんでおきましょう。

 主な工事費の内訳として、

・張り替えの費用:2~4万円
・材料代(波板、留め具):1~1.5万円
・撤去した古い波板の処分代:0.5~1万円
・出張経費:3~6千円
・足場の設置費用:10~15万円

二階以上のベランダ工事の場合は足場の設置費用が掛かる場合があります。(見積もりで確認すること)

作業費は高所作業扱いとなるため、地上作業より割高になります。(3割増し以上)
取り外した屋根(波板)の処分代金も必要になります。

足場については、業者により変わります。足場を設置すると費用が高くつきますので極力足場を設置せず施工する業者いる一方で、必ず足場設置が条件とする業者もいるので費用が大きく変わってきます。

 枚数や材質等により違いがありますが、平均的なベランダの間口として2間分(1間が1.8mとして3.6m)で、6尺(1.8m)の波板を6、7枚使用の場合の料金相場は、4万から5万円程度になるでしょう。

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