2023.02.15
便利屋の引越し・荷物運びの料金は本当に安いのか?
目次
1.便利屋の引越し作業、できる事とできない事は?
2.便利屋の引っ越し作業・荷物運びの料金相場は?
3.便利屋と引越し業者に荷物運びを依頼したらどちらが安いか?
4.便利屋に荷物運びを依頼した時のメリット・デメリットは?
5.便利屋に引っ越し作業・荷物運びを依頼するのは結局、得なのか?
便利屋に荷物運びを依頼する前に、便利屋と引越し業者の作業の違いについて知っておきましょう。
1.便利屋の引越し作業、できる事とできない事は?
<便利屋の依頼可能な引っ越し作業、荷物運びの特徴の比較>
・荷物の運搬から荷下ろしだけとか、搬出だけとかの引越しに関わる作業全般に基本的に対応可能です
・スポット作業の搬入だけ梱包だけとか作業単位で依頼ができますので、自分で車をレンタルすれば最小限の労力、費用で済ますことができる
・小回りの利く業者が多く、急な依頼や繁忙期でも予約が取れる可能性が高いです
・引越し後のハウスクリーニングや不用品の処理など引越し作業以外のことも対応してくれる
・大型車両を使った荷物運びはできない事がある
・金庫やピアノなど重量物はできない事がある
・損害補償サービスがない便利屋もあるので、作業に不安を感じることがある
引越し業者は、
・引越しに関することはすべてカバーすることができる
・高度な引越し作業のノウハウがあり、万が一の補償も完備している
・全国チェーンの業者が多く、遠方の引越しも対応してくれる
・繁忙期(2~4月)は予約がとりづらく、料金も高額になる
便利屋は引越し業者に比べて作業内容が柔軟に対応してくれる業者が多いようです。
費用を安く済まそうと思えば、荷物の搬入や搬出の時だけ便利屋に応援に来てもらえれば費用を抑えることができます。
荷物の多い引越しなどは対応できない便利屋でも、貨物の許可を取った軽トラックの荷物運びは問題ありません。
便利屋を使って費用を安く済ます方法とは、
・搬入、搬出作業を便利屋に依頼し、運搬は自分たちでやる
・大きな家具や家電品だけ便利屋に依頼する
・作業をいっしょにやることにより作業人数を減らす
以上のやり方をすれば、作業費は確実に安くなります。このような方法をとれるのも便利屋だから融通が利くのではないでしょうか。
ただし、あまり慣れない方が作業をすると腰を痛める、作業がスムーズにいかないなどのリスクもありますので注意が必要です。
2.便利屋の引っ越し作業・荷物運びの料金相場は?
便利屋に引越しや荷物運びを依頼した時の料金は、どれくらいになるのでしょうか。
便利屋と引越し業者の料金の出し方の違いを比較しましょう。
<便利屋の料金体系>
基本料金は、作業人数と作業時間で決まります。
作業人数×作業時間+出張経費+追加料金(車両代、高速代、廃棄処分費、夜間作業費等)
料金の内訳と料金相場は以下の通りとなります。
<料金の内容について>
①作業費(基本料金)
作業員1名1時間当たりの作業単価は、¥3,000~4,000程度が多い。
契約時間をオーバーすると追加料金が発生する場合がある。
また見積りが作業完結料金であれば、加算はされない。
②出張経費(基本料金)
作業員1名あたり、¥2,000~3,000程度が多い。
他県など、遠方になると割高になる。
③車両費(追加料金)
使用する車両により変わります。軽トラックか2トントラック等で1台あたり¥3,000~15,000が多い。
同じマンション内や台車で運べる距離であれば車両費は発生しない。
④養生費
養生程度により変わります。
大型家具や家電品が有る場合やマンションのエレベーターを使用する場合は必須となりますが、¥3,000~15,000程度が発生する。
⑤交通費
高速道路を使用すれば実費追加されます。
⑥ダンボール代
支給してもらう場合は、1ケいくらで加算される。
⑦廃棄物処理費
廃棄する物や量により変わる。
⑧エアコン・温水洗浄便座脱着費
取外し、取り付け台数や設置状況により変わります。
⑨夜間作業費
作業員1名あたり基本作業単価 + ¥1,000~2,000程度が多い。
概ね夜間20時~早朝8時が対象となる。
ここで注意する点が、追加料金が発生する条件の確認です。
その1、そもそも追加料金が発生するか、見積り時に確認する
その2、通常時間に作業を開始し、夜間作業になった場合はどうなるのか
その3、移動時の渋滞や想定外な事が発生し、時間が掛かった場合は
業者によって追加料金の考え方や金額が違うので、見積り時や契約時にトラブルにならないように確認しておきましょう。
3.便利屋と引越し業者に荷物運びを依頼したらどちらが安いか?
荷物運びを依頼する場合、便利屋と引越し業者ではどちらが安いのか?
<荷物を運ぶケースにより比較>
例)大型家電品(冷蔵庫)のみの場合
一戸建て1階からマンション(エレベーター有)、移動時間30分と想定 |
・便利屋の平均料金 ¥18,000程度
・引越し業者の平均料金 5月~1月の通常期の場合は、¥22,000ほどです。 2月~4月の繁忙期の場合は、¥30,000ほどです。 |
例)単身者引越しの荷物量の場合
マンションからマンション(エレベーター有)、移動時間30分と想定 |
・便利屋の平均料金は、¥30,000ほどです。
・引越し業者の平均料金は、 5月~1月の通常期の場合は、¥38,000ほどです。 2月~4月の繁忙期の場合は、¥54,000ほどです。 |
例)3人家族引っ越しの荷物量の場合
マンションからマンション(エレベーター有)、移動時間60分と想定 |
・便利屋の平均料金 ¥100,000程度
・引越し業者の平均料金 5月~1月の通常期の場合は、¥90,000ほどです。 2月~4月の繁忙期の場合は、¥130,000ほどです。 |
※ここで注意する点は、引越し業者の場合は時期により料金が大きく変わります。
繁忙期の2月~4月は通常期の平均4割増しになります。
便利屋は時期に関係なく料金を同じにしている業者が多いです。
上記の通り、大型家電品だけとか単身者の引越しの場合など小さな荷物運びやミニ引っ越しなら、便利屋が割安になるケースが多いです。
4.便利屋に荷物運びを依頼した時のメリット・デメリットは?
<便利屋に引っ越しや荷物運びを依頼するメリット>
・依頼の方法によっては格安で引っ越しができる
・繁忙期でも予約が取れやすく、料金も上がりにくい
・柔軟に対応してくれて、時間指定がしやすい
・急な依頼や夜間でも対応してくれる
便利屋に引っ越しや荷物運びを依頼する場合のメリットは、料金を安く済ませる方法が有るという事です。
作業時間や作業人数が少なく済めば、安くすることができる事です。荷物が少ない引っ越しや洗濯機だけとかタンスだけ運んでもらい、自分たちで運べる物は運ぶ方法や搬出や搬入だけ手伝ってもらう方法などを取れば安く済ます事ができます。
もう一つのメリットが、2月から4月の引っ越しの繁忙期でも料金が上がらないので、引越し業者と比べて安くなる場合があります。
また便利屋は業務範囲が広いので、引っ越し時の不用品の処理や引越し後のハウスクリーニングなど面倒な事をまとめて依頼することができます。
<便利屋に依頼する場合のデメリット>
・長距離や荷物の多いファミリー向けの引っ越しは引越し業者の方が安くなることが多い
・時間を決めておかないと時間作業でする場合は料金が上がりやすくなる
・補償を備えていないお店もあるので注意が必要
便利屋に引っ越しや荷物運びを依頼する場合は、全てを依頼すると料金が上がりやすくなるので、見積り時や契約時に確認しておく必要があります。
やはり引っ越しのプロという観点から、荷物の多い家族向けや遠方の引っ越しは引越し業者の方が安く、安心してまかせることができます。
5.便利屋に引っ越し作業・荷物運びを依頼するのは結局、得なのか?
結論として、便利屋に引っ越しや荷物運びを依頼するのはメリット、デメリットを考えれば以下の様な場合は、得なのではないでしょうか。
・荷物が少ない引っ越し、単品の家具移動の場合
・町内や近距離、同じマンション内の引っ越しの場合
・荷物の梱包や搬入、搬出だけのスポット作業を依頼したい場合
・引っ越し業者では対応していないような作業を依頼したい場合(不用品の処理、家具の組み立てなど)
・2月から4月の繁忙時に急に引っ越ししなければならない場合
最適なケースとすれば、繁忙期に単身者が車で10分以内の距離で不用品をついでに、持って帰ってもらい、引越し後の部屋を掃除してもらい、荷解きも手伝ってもらう。
こんなケースは便利屋が安く柔軟に対応してくれるので、おすすめです。
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