2023.01.29
引っ越し業者と便利屋ではどちらが安く済ませることができるか?
目次
1.引っ越し業者と便利屋の引っ越しの違いとは
2.引っ越し業者と便利屋の料金の違いとは
3.引っ越し業者のメリット・デメリットとは
4.便利屋のメリット・デメリットとは
5.まとめ
単身者の引っ越しや同じマンション内での引っ越し、冷蔵庫や洗濯機だけの運搬であれば、引っ越し業者より便利屋さんの方が安く済ませることが出来るかな?
引っ越しは経済的にも精神的にも大変な作業です。
少ない荷物で小さな引っ越しであれば出来るだけ安く済ませたいところです。
便利屋さんは基本的にあらゆる依頼に応える仕事ですので、もちろん引っ越しもやってくれます。
どちらが安く済むかはケースバイケースですので、以下の解説を参考にして自分にあった引っ越しを見つけてください。
1.引っ越し業者と便利屋の引っ越しの違いとは
答えを先に言いますと、小さな引越しや冷蔵庫、タンスだけとか個数が少ない引っ越しや不用品の処理など他にも頼みたい事がある場合は、便利屋さんが向いていることもあります。
大きな引越しや遠方への引っ越しはやはり専門業者である引っ越し業者が向いていると言えます。
引越し業者さんは引越しのプロですので、丁寧な梱包から正確で早い作業です。賠償保険から梱包資材の手配まで引っ越し関係すべて依頼できます。
便利屋さんは何でも屋さんですので、引越しの専門業者ではありませんが引っ越しを得意とする便利屋さんもあります。
ただし引っ越し業者のような単身パックの引っ越しサービスはなく、基本的に作業時間が増えると料金は高くなります。
また引っ越し以外のそうじや不用品の片付け、家の補修などをまとめて頼めるのでいろんな業者を手配する手間が省くことができます。
引っ越し業者を依頼するメリットは、専用の梱包材を使用し運搬もスムーズな上、万が一の荷物の紛失や破損などの補償が付いているのも安心です。
引っ越し業者は予約が必要で、訪問見積りや値段交渉などある程度必要ですし、時期により料金が大きく変わるので下調べが重要です。
便利屋さんの引っ越し料金は荷物の量と時間で作業人数と作業時間を算出し、トラックの手配やスタッフの追加によって、別料金が発生することがあります。
2.引っ越し業者と便利屋の料金の違いとは
引っ越し業者と便利屋さんの引っ越しの作業料金を比較してみましょう。
(参考例)
※料金は、業者や地域により異なりますのであくまでも参考金額となります。
■繁忙期2~4月における単身者の荷物1R程度 スタッフ2名で移動時間含め3時間作業の引っ越し料金相場はいくらでしょうか?
A引っ越し業者 47,000円
B便利屋さん 32,000円
■通常期5~1月における単身者の荷物1R程度 スタッフ2名で移動時間含め3時間作業の引っ越し料金相場はいくらでしょうか?
A引っ越し業者 38,000円
B便利屋さん 32,000円
■繁忙期2~4月における3人家族の荷物3DK程度 スタッフ4名で移動時間含め5時間作業の引っ越し料金相場はいくらでしょうか?
A引っ越し業者 133,000円
B便利屋さん 108,000円
■通常期5~1月における3人家族の荷物3DK程度 スタッフ4名で移動時間含め5時間作業の引っ越し料金相場はいくらでしょうか?
A引っ越し業者 89,000円
B便利屋さん 108,000円
基本的に引っ越し作業の料金の出し方は、引っ越し業者も便利屋さんも変わりません。
荷物の量により作業人数やトラックの大きさや移動距離からどれだけ時間が掛かるかで決められます。
どの引っ越し業者も固定料金は記載されておらず、見積りが必要です。
引っ越し料金の相場はあくまで目安なので、正確な料金を知るには訪問見積りをしてもらいましょう。
引っ越し業者によって引っ越しプランが異なりますので、ネットの引っ越し一括見積りで複数の業者の見積りを取るのも良いです。ただし正確には訪問見積りになりますので、時間はかかります。
便利屋さんは時間作業の何名で何時間したかで決まりますが、時間作業代は一人当たり3,000から4,000円にしているところが多いです。
上記の参考例での引っ越し料金の比較から分かる通り、
複数家族の荷物が多い場合は、引っ越し業者の方が安く、単身者の場合は便利屋さんの方が安いです。
また引っ越し時期によっても料金が大きく変わる引っ越し業者に比べ、便利屋さんは1年通して料金は変わりません。
3.引っ越し業者のメリット・デメリットとは
3.1引っ越し業者のメリット
・引越しの専門、プロなので作業が早くて丁寧である。
・全国展開している業者が多く、遠方の引越しにも対応できる。
・単身パック、ファミリー、荷造りから荷ほどきまでなどプランが豊富である。
・荷物の紛失や建物の補償など損害賠償保険が充実している。
・専用の梱包材やパッキンなど資材が豊富である。
引っ越し業者は、引越しの専門家ですので安心して任せることができます。アルバイトの引越し作業員であっても研修等を受けさせており、しっかりした対応ができています。
また引っ越しでは家具が破損したり、床や壁に傷が入ったりと万が一トラブルがあった場合も損害保険の補償が付属されていますので安心して引っ越しが任せられます。
3.2引っ越し業者のデメリット
・ミニ引越しや家具数点だけの引越しでも費用がかかる
・2~4月の引越し繁忙期は料金が高くなる。
・早めの予約が必要で、繁忙期になると予約が取れなくなる。
・引越し以外は対応していない場合がある。
引っ越し業者は、近距離の引越しや荷物の少ない引越しでもパック料金となるためある程度費用はかかります。
また3月から4月の繁忙期は通常期の1.5倍になり年間で最も高くなる時期ですのでこの時期に引っ越しを予定される方は料金が高くなるのがデメリットです。
荷物が場合は、電話見積りでなく訪問見積りをする必要があるので複数の業者となると時間と手間がかかります。
4.便利屋さんのメリット・デメリットとは
4.1便利屋さんのメリット
・荷造りと荷ほどきだけなら引っ越し業者より安くすむ場合がある。
・訳アリの引越しや夜中の引っ越しなど24時間対応してくれる。
・引越し以外の不用品の処理やハウスクリーニング、通販家具の組み立てなど引っ越しに関わる色んな作業に対応してくれる。
近距離の引っ越しやタンスだけとか冷蔵庫だけとかの大型家具、大型家電だけの引っ越しなら便利屋さんの方が安く済む場合があります。
また出来るだけ安く済ませたい時に、自分も手伝うからと作業人数を減らすことにより費用を落とすなど便利屋さんならの柔軟な対応をしてくれます。
ただし慣れない者がいっしょに作業するとかえって作業の邪魔になるなど、あくまで要相談の上です。
引っ越し業者に依頼するとトラックと作業員のユニフォームで引っ越しがバレますが、便利屋さんであれば目立たないトラックや普段着で来てもらう事もできます。
4.2便利屋さんのデメリット
・基本的な料金は、作業人数×作業時間なので時間がかかると作業の合計金額が高くなる
・長距離引っ越しには対応していない場合がある。
・荷物への保険がない店もある。
便利屋さんの基本的な料金の出し方は、作業人数×作業時間なので時間がかかるほど料金が高くなります。
ただし、最初に見積りをしてもらいその金額で依頼したならば見積金額とするお店が多いので、時間がかかったからと料金が高くなることはありません。
便利屋さんによっては、引っ越しや運搬を多くこなしているお店や全国チェーンの便利屋さんであれば賠償保険に加入していますので引っ越し業者と変わらないと言えます。
5.まとめ
引っ越しは引っ越し専門業者だけでなく便利屋さんでも依頼ができます。
両者にそれぞれメリット、デメリットがありますので希望に合う方を選びましょう。
荷物が多い場合や遠方の引越しなら引っ越し業者に依頼する方が良いかもしれませんが、複数の業者から見積りを取ることが必要です。
便利屋さんは荷物が少ない場合や近距離の引っ越し、幅広い作業を依頼するなら良いですが、依頼する時間が長くなると料金が高くなってしまうなど、その他保険についても注意することが重要です。
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