重い家具を移動する楽な方法とは

目次

1.家にある物を使って楽に家具を移動させる

2.便利なグッズを使って楽に家具を移動させる

3.実際の家具移動の注意点とは                  

4.移動するのが難しい家具とは

5.家具移動のプロに頼んで家具を移動させる



新しく家具や家電品を購入したので入れ替えをしたい、子供が大きくなったので部屋を入れ替えたい、部屋の模様替えをしたい、親の介護ベッドを動かしたいなど家具を移動させなければならない時はありますね。

 

だけど一人で持てる軽い家具なら別として、クローゼットタイプのタンスや冷蔵庫などを動かすのは至難の業です。

一人で重いタンスを動かすことは無理でしょう。

フローリングや床、壁などに傷を付けて後悔するのがおちです。そればかりか失敗して下敷きになり大怪我をすることにもなります。

そこで重い大きい家具でも楽に移動させる方法があります!

家具の移動が必要になりましたらぜひご活用ください。

 

 

1.家にある物を使って楽に家具を移動させる

 力が無くても、素手では大変な家具移動の作業もにある物を使って重い家具でも移動させることができます。


・軍手を使って

 軍手は、手のひらに滑り止めのゴムが付いているものを4個用意します。

ゴムの付いている方を家具の足元の四隅に挟み込みます。挟み込む時は二人で作業する方が安全で良いです。ゴムの部分が家具を押さえて、布部分で床の摩擦が軽くなり、重い家具も床を傷つけずに楽に動かすことができます。

ゴムの滑り止めが家具をしっかり離さないので使い勝手が良いでしょう。


・アルミホイルを使って

 どこのご家庭にもあると思いますが意外と使えます。

使い方は軍手と同じですが、まずアルミホイルを10cm四方程度にカットしてから光っている方を上にして家具の四隅に挟み込みます。そのまま床を滑らせて動かすことができます。

 アルミホイルなら手軽に使えて意外と便利です。注意点は軍手と違ってアルミホイルは破れやすいので、床がフローリングやタイルの床の様に固い表面に凹凸が少ない床でないと滑りにくいと言えます。

 ・毛布を使って

 この方法は引越し業者の方がよく使う方法です。新品を使うのはもったいないので使っていない古い毛布を使用します。家具の大きさにもよりますが、床に傷が入りにくいように二つ折りにして床に敷きます。進行方法の毛布を長めに幅をとり毛布の上に家具を置きます。

進行方向を長めにするのは、持ち手を長くするが引っ張りやすいからです。

大きい家具を動かす場合は二人掛かりでやりますが、引っ張る方は毛布を引っ張り後方は家具が倒れないように家具を押さえて動かします。

 道具を使っての方法では、毛布を使うのが一番やりやすいでしょう。

基本的に、家具を動かす時は2人掛かりでやるようにします。特に大きく重い家具は2人掛かりで家具を持ち上げたり動かしたりしましょう。

これらの道具を使えば女性の方や高齢者の方でも安全に楽に家具を動かすことができます。

動かす際は声をかけ合い、息を合わせて作業しましょう。ただしあまり無理をせず、床や壁に傷が入る前にやめておきましょう。

 2.便利なグッズを使って楽に家具を移動させる

 家にある物を使って家具を動かす方法以外に、家具移動の専用の道具が通販やホームセンターで各種売られていますのでそれらを活用する方法もあります。

・ジャッキ型を使って

車を持ち上げるようなジャッキのような道具です。一般的にリフターとも呼ばれており、てこの原理で家具を持ち上げて、家具の下にローラー付の小さな台車を四隅に挟み込みそのまま移動させます。下す際はジャッキを挟み込み台車を外して下ろします。

このジャッキ型の利点は、女性の方でも重いピアノでも持ち上がり動かすことが可能になります。


・マット型を使って

 こちらは一般的にムービングマットと呼ばれており、使い方は軍手の方法と同じで家具の下に置いてくだけの簡単な物です。そのまま家具の下に挟んだままの状態にしておけば、移動したときにすぐに動かせるので掃除の際は楽だと言えます。

安いものなので何枚も使えますので、テレビ台やマッサージチェアなどの下に挟んでおくと動かしやすいですね。


・ベルト型

 重いタンスなどは腕力だけで持ち上げるのは大変です。足腰に負担がかかり、慣れていないと腰痛にもなりかねません。

腕の力だけでなく体全体を使えば腰への負担も軽減され、思ったよりも重いタンスでも持ち上がります。

 そんな時に役立つのがベルト型の家具移動グッズです。一般的にキャリーベルトと呼ばれています。肩や腰にベルトを巻いて、家具本体にベルトを結ぶことにより安定した家具移動が可能になります。

 ただし難点は、背の高い家具や冷蔵庫などは安定しないので運べません。ベルトの位置の調整も難しいと言えます。移動できる家具にも制限があります。


3.実際の家具移動の注意点とは

 家具移動の際に使う道具があれば、あとは実際の家具の移動を安全にかつスムーズに行うための注意点を紹介します。

 ・滑り止め手袋をつける

 家具は尖った部分もあり、素手では汗で滑り持ちづらくなりまので、手を保護するためにも

滑り止めの付いた手袋を使用しましょう。サイズも自分に合った物がベストです。

滑り止めの付いていない軍手でも使えなくはないですが家具を持つ手が滑り、力が入らないので市販されている滑り止め手袋を用意しておくべきです。

 ・動かすルートを予め決めておく

 家具を移動させる前にルートを事前に決めておきます。大きいタンスなどはルート上の障害物があると通れませんので、これらの物を事前に動かしておく必要があります。

面倒でも出来る限りやり易い状態にしておくことです。

動かす途中で通れないと、足を止めて家具を一旦置いてという作業になり余計手間がかかります。

 ・作業する心得は

 とにかく、慌てず、あせらず、慎重に!

重たい家具を早く移動させたいのは当然です。しかし急ぐあまり壁や床を傷つけたり、家具を破損させたり、自分自身が怪我をしたのでは元も子もありません。

時間を気持ちにゆとりを持って、慌てず、あせらず、慎重に作業しましょう。

 
4.移動するのが難しい家具とは

移動させたい家具や階段を通らないといけない場合など、自分たちでやって本当に大丈夫かどうかやはりプロの業者に依頼した方がいいのか迷うことがあります。

特に以下の家具や家電品は検討が必要です。

 まず大型家具やベッド、冷蔵庫など階段がどうしても通らない場合は、屋外からの吊り上げ、吊り下げ作業をやらなければなりません。

 吊り上げ下げ作業は、ベランダや窓からの出し入れになりますので作業人数も基本は3名になります。また使う道具も専門的になり技術も必要になり、これはプロに任せる方がいいでしょう。

 業者に任せた方がいい家具・家電品は

 ・ガラス製の大型家具

ガラス扉が付いた食器棚や本棚などのガラスはちょっとした衝撃で割れてしまうことがあります。ガラスを保護しなければなりませんし、ガラスに衝撃を与えないような移動をしなければならず難しいといえます。

 ・上下左右分割の家具

クローゼットタイプの洋タンスがそうですが、横幅1,2m、高さ2mあるものは上下分割だけでなく、天板、底板、左右分割に組立てられている場合が多いです。

これらは、多くのビスで組まれており、分解した後に再度組み立てるのは難しいです。適当に組み立てると扉がきちっと閉まらず微妙な調整が必要となります。

 ・高級家具全般

デザイナーズ家具や外国製の家具、貴重な素材の家具は、傷が入るのはいやですね。万が一落下させたり、取り返しの使えない破損が起きるかもしれません。

 ・大型冷蔵庫

最近は400Lクラスの大容量の冷蔵庫が主流になっています。重量も100kg以上ありますので床や壁に傷が入るリスクが高まります。

1階から2階へ移動させるなどはプロでないと無理でしょう。

 ・ピアノ

ピアノについても電子ピアノを含めて、家具移動のプロに任せる方がいいでしょう。

キャスターが付いているので動かし易そうですが、アップライトは重心が高く倒れやすく、グランドピアノは足が細く、万が一足が折れますと下敷きになる恐れがあります。

  

5.家具移動のプロに頼んで家具を楽に移動させる

 自分たちで家具を移動させるための方法や道具を紹介いたしましたが、やはり家具移動の専門業者に頼む方法です。

家具移動の業者に依頼すれば、道具など用意する必要もありません。家具移動の経験の無い、慣れない者どうしでやるよりも、プロに頼めば傷が付かないように養生からすべてスムーズに丁寧にやってくれます。

自分たちで移動できるような家具であればいいのですが、やはり一人ではできませんし上手くできないこともあります。道具を使っても移動させられない場合もありますし、慣れない道具を使っても傷が入ったり、破損させる場合があるかもしれません。

 特に大型の家具や分解・組み立てしなければならない家具、重量のある大型の冷蔵庫、ドラム式洗濯機、割れやすいガラス製の家具、高級な家具、形がいびつな家具、1階から2階へ移動させる家具、外から吊り上げ・吊り下ろしする家具などは家具移動の専門業者へ任せるのが無難です。

危険を伴う家具移動作業でも業者であれば安全に運べる技術や経験もあり、様々な要望にも応えてくれます。

家具移動は早々何度もやることはありませんので、結果的に家具移動の専門業者へ依頼するのが賢明かもしれません。

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