2022.11.18
便利屋の荷物運び料金は、引っ越し業者よりお得ですか
目次
1.便利屋の引っ越し作業で、できること・できないことは
2.便利屋に荷物運びを依頼した時の料金相場は
3.便利屋に荷物運びを依頼するときの注意点は
4.引っ越し業者でなく便利屋に荷物運びを依頼するメリット・デメリットは
5.便利屋に荷物運びを依頼した方がお得なケースは
6.結論、便利屋に引っ越し・荷物運びを依頼するのはありなのか
1.便利屋の引っ越し作業で、できること・できないことは
どちらに頼むとお得になるか比較する前に、便利屋と引っ越し業者との違いについてチェックしておきましょう。
便利屋さんは、
・基本的には引っ越し業者と同じで荷物の運搬や荷下ろし、搬入・搬出など引っ越しに関わる作業全般に対応が可能な業者が多いです。
・小回りが利く業者が多く、急な依頼や引っ越し繁忙期でも対応できる可能性があります。
・梱包だけとか、搬入の手伝いだけとかの作業単位でも依頼ができる。
・引っ越し作業だけでなく、掃除や廃棄物の処理など作業も柔軟に依頼できる。
・繁忙期であっても、料金は通常期と変わらない業者が多いので割安感がある。
・大型車両を使った引っ越し作業はできないケースが多い。
・補償サービスがない便利屋もいるので、作業に不安を感じる方もいる。
引っ越し業者は、
・全国規模の業者が多く、他府県への引っ越しも対応が可能である。
・大家族から単身者まであらゆる引っ越しに対応し、補償も完備している。
・依頼内容の融通は利きづらく、引越し以外の掃除、廃棄処理などの別件作業が対応できな
い業者もいる。
・繁忙期は予約が取りづらく、希望日時も取りづらくなり料金も高めに設定されている場合がある。
便利屋は引っ越し業者に比べて柔軟に対応してくれる事が多く、単身者の引っ越しや冷蔵庫だけとかの運搬や小さな引っ越しは便利屋の方が、小回りが利きそうではある。
遠方の引っ越しや4人家族以上の大きな引っ越しは引っ越し専門の業者の方がやはり得意ではある。
引越しの時期や荷物の量によっては便利屋に依頼した方が、料金は安く収まるケースもあります。必ずしも引っ越しは引っ越し専門業者に頼む方が良いとは限りません。
2.便利屋に荷物運びを依頼した時の料金相場は
便利屋に荷物運びを依頼したときの料金はどれくらいになるのでしょうか?
例えば、1Rマンションの単身者の引っ越しに2名、2時間、1トン車使用時の
掛かる料金は、¥25,000程度です。
※費用は、地域や業者により違いますのであくまでも平均値です。
便利屋の料金の出し方は、
基本的に、作業人数と作業時間で決まります。
作業費(作業人数〇名×作業時間) + 出張経費(作業人数×出張費) + 車両費(使用車両により変わる) + 雑費(養生材、梱包材、処分代等)
引っ越し業者の料金の出し方、
基本的に、荷物の量と移動距離で決まります。
作業費(荷物の量に応じた作業人数、使用トラックと移動距離) + オプション料金として梱包と荷解き作業の有無
梱包、荷解きは自分たちでするか、業者におまかせするかにより料金は大きく変わります。
便利屋に荷物運び、引っ越し作業を依頼した時の料金相場について
料金内訳 料金の相場
①作業費 ・1時間当たりの作業単価は1名あたり、¥3,000~5,000
※重量物(金庫等)の移動や外からの吊り上げ下げによる搬出入作業が
ある場合は、割増しになる場合があります。
②早朝・深夜作業 ・基本の作業に割増しとなります。早朝~8時までと深夜~20時以降
の場合は、作業費 + ¥1,000~2,000加算します。
③出張経費 ・作業員1名あたり、¥2,000~3,000
※他府県など遠方の場合は、割増しになる場合があります。
④車両費 ・1台につき、¥3,000~15,000
最小の軽トラックから3トンアルミバンまでの使用が多いです。
※遠方になると移動距離が多くなり、燃料代の割り増しがあります。
⑤養生費 ・マンションなどで広範囲に床、壁、エレベーター内にする場合は、割り増しになる場合があります。
⑥交通費 ・高速料金が発生した場合に加算されます。
⑦資材費 ・梱包のためのダンボール、作業に必要な資材が発生した場合は追加される事があります。
⑧廃品処理費 ・廃品処理を依頼した場合に発生しますが、出張経費分を値引きしてくれる場合があります。
基本的には、量と物により決まります。
3.便利屋に荷物運びを依頼するときの注意点は
便利屋に荷物運びや引っ越しを依頼する時に注意する点はいくつかあります。
業者によって追加料金の額やサービスの範囲が異なりますので、契約前に以下の内容を確
確認しておきます。
特に料金が変わる事がある内訳は、
料金内訳 注意するポイント
①作業が延長する場合 ・延長料金自体が発生するかどうか
・どれくらい時間がオーバーすると料金が発生するかどう
か、荷物が当初より増えたとか渋滞で移動時間かかったと
かの状況になった場合、料金はどうなるのか
②夜間に作業になった場合 ・夜間料金自体がそもそもあるかどうか
・夜間時間が20時とした場合、作業開始がそれ以前で延長して夜間作業に
なった場合、料金はどうなるのか
③追加料金が発生する場合 ・引っ越し先で荷物が階段を通らない場合に吊り上げ作業になった場合は
・引っ越し先のマンションで広範囲の規模の養生することになった場合は
4.引っ越し業者でなく便利屋に荷物運びを依頼するメリット・デメリットは
便利屋に依頼するが良いのか、やっぱり引っ越し業に依頼する方が良いのか、
そのメリットついて知っておきましょう
便利屋に荷物運びや引っ越しを依頼するメリットは、
・依頼の内容により、料金を安く済ますことが出来る
・引っ越しの繁忙期(3,4月)でも料金が変わらない
・荷物運びだけでなく掃除、廃棄物処理などの依頼も柔軟に対応してくれる
・急ぎの依頼にも対応してくれやすい
便利屋の料金でのメリットは、やり方により安く済ませることができる事です。
例えば、冷蔵庫や洗濯機など大型の家電品や大型の家具だけを運んでもらえれば安くできます。
基本自分たちでできるだけ運び、応援的に来てもらったりする方が安くできます。
予算内に済ましたければ、作業時間を決めて応援してもらいます。
もうひとつのメリットは、3,4月の引っ越し繁忙期でも料金設定は通常と変わらない便利屋が多いです。この時期に引っ越しを急にしなければならない時は便利屋が安く請けてくれます。
また便利屋は作業範囲が広いので、引っ越し後の清掃や廃棄物の処理などをセットで請けてくれますので、別々の業者を探す手間が省けます。
便利屋に荷物運びや引っ越しを依頼するデメリットは、
便利屋に依頼する場合に注意すべきデメリットを知っておきましょう
・長距離や荷物の多い大きな引っ越しでは、料金が高くなるケースが多い
・時間を決めておかないと料金が上がっていきやすい
・補償を備えていない業者もいるので不安な点がある
便利屋に荷物運びや引っ越しを依頼する場合の注意点は、便利屋は作業時間で料金を決めるケースが多いので、すべての引っ越し作業を任せるとどんどん作業料金が上がっていきます。
全てを任せる場合はやはり引っ越し業者の方が安くなることがあります。
作業中に壁や床に傷が入った場合に補償の面で不安があれば、補償が万全な引っ越し業者を選ぶか、補償を備えた便利屋に依頼しましょう。
5.便利屋に荷物運びを依頼した方がお得なケースは
便利屋に依頼した方がお得なケースは、どんな場合か知っておきましょう。
・小規模の引っ越しの場合は、便利屋が安くなることが多い
・車を使わない同マンション内や近所の引っ越しは便利屋が安くなる
・荷造りだけ、搬出作業だけとかの部分的な引っ越しを依頼したい場合
・3,4月の引っ越し繁忙期に急に引っ越ししなければならない場合
便利屋に荷物運びや引っ越しを依頼した方がお得なのは、単身者の小さな引越しや
冷蔵庫だけとかタンスだけとかの2,3点大型の家具家電だけを近距離で運んでもらいたいケースは便利屋が安くなる場合が多いです。
またスポットで短時間の荷造り、搬入・搬出作業を手伝ってもらう場合も便利屋が有利だと言えます。
6.結論、便利屋に引っ越し・荷物運びを依頼するのはありなのか
結論として、引っ越しや荷物運びを依頼するのは便利屋に依頼するのが得なのか?
目的は、引っ越しをできる限り安くしたいから便利屋に依頼したいならば、
・便利屋にすべて作業してもらう場合と自分たちでは出来ない範囲を作業してもらう場合との2パターンで見積りを依頼する。
・複数の便利屋か引っ越し業者の見積りを比較して、希望する引っ越しに合った料金を提示してくれる業者を選択する。
・作業料金と補償やオプション作業を含んだ料金をトータル的に検討し、良いところがあれば便利屋を選び、なければ引っ越し業者を選びましょう。
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