重い大きい家具の移動を自分たちでやる!その方法とは?

1.自宅での家具の移動について

2.自分たちでできる家具の移動方法とは

3.家具を移動させる時に注意する点は

4.身近なものを使って家具を移動させる方法とは

5.やはりプロの業者に頼むのがいいかも

6.まとめ


1.自宅での家具の移動について



部屋の家具の模様替えや新しい家具や家電の入れ替え、カーペットを敷き替える際に家具を動かさなければなりません。

 小さな家具や軽い家具を動かすことは自分でできても、タンスなどを動かすのは至難の業です。やり方が分からずとりあえずやってみたものの、床や壁を傷つけてしまう可能性もあります。

 ただ、ちょっと家具を移動させるだけで業者に頼むのもちょっと考えてしまいます。

そんな場合に自分で、重い家具を楽に動かせる方法や身近な物を使って軽々と動かす方法をご説明いたします。

 ここでいう家具とは、2名でなければ移動できない家具のことを指します。

 2.自分たちでできる家具の移動方法とは

大型家具の移動は、そもそも業者に頼まないと出来ないものと思っている方も多いでしょう。

たしかに独身世帯の方や女性しかいない世帯、高齢の方しかいない世帯では無理だと思ってしまいます。

そんな方でも自分たちで家具を移動させる方法と注意点があります。

 身近なものを使って家具を動かせます

簡単に言えば、毛布や段ボールの上に乗っけて動かします。

 家具移動用の専用道具を使って動かせます

家具の底に樹脂製やフェルト製の粘着タイプの滑り材を取り付けて動かします。

リフターを使って持ち上げて、キャスターを家具の下にして動かします。

自分たちでできる家具移動の条件として

家具を移動させるには最低2名でやります。これはプロの業者でも同じで、一人でやるのはとても危険です。

 また1階から2階へ動かさないといけない場合などは、やめておく方が無難です。

慣れていない者同士が階段を使うのが、一番事故や怪我が起こりやすいのです。

 あとは手間を惜しまず、滑り止めの手袋を使う事や動かす家具の中身を空にすることも重要です。

3.家具を移動させる時に注意する点は

 動かす前の注意点は

 家具を移動させるには、安全かつスムーズに動かすには注意が必要です。そのために事前に必要な道具を準備しておく、動かす家具の収まり具合を調べておきます。

苦労して動かしたものの、置きたい場所に家具が収まらないことあり得ますので家具の高さ、幅、奥行きをメジャーで測り、置き場所に入るかどうか調べておくのです。

手袋を使用する

 素手で家具を持つと汗で手が滑り、力が入らないので持ちづらくなります。

怪我をしないように保護する役目もあります。

手袋は、滑り止め加工しているものが良いです。

 壁や床が傷つかないように注意する

家具が壁や床を擦ると傷が入ったりクロスを破いたりします。ですから動かす家具に毛布を被せて家具本体を保護します。

 業者の方なら専用の腹巻のようなものを被せて保護していますが、毛布でも大丈夫です。

大きな毛布を上から被せて、毛布がずれないように廻りをガムテープで固定します。

別の部屋に移動する場合や階段を使用する時は、狭いケ所を通る場合や傷つきやすい床を通る場合は壁や床にダンボールでガードしておきましょう。

 大型家具はできるだけ軽くしておく

 整理タンスであれば引出しを抜いておくことです。
クローゼットタイプの洋タンスであれば、中身の洋服を出すのと扉が外れれば外しておくことです。

 ただし扉を一度外すと建付けがずれて再度つける際は、微調整が必要な場合があります。

分解できるものは分解しておいて軽くする。大きなベッドは分解しなければ運べませんので、ドライバーや六角レンチ、モンキーレンチなどの工具が必要です。

運ぶルートを決めておく

 家具を移動させる時は、ルートを予め決めておきましょう。タンスなどの大きな家具だとルート上にある、他の家具や物を移動させておかなければなりません。

 焦らず、慌てず、ゆっくり、息を合わせて

 重たい家具をずっと持ち続けるのは大変ですので早く動かした気持ちもあります。二人で動かす時も力のある人とそうでない人との差は出ます。

そんな時ほど慎重に、焦らず、慌てず、二人で動かす時は相手に合わせる事や掛け声を出して息を合わせて運びます。

実はプロの業者の方が軽々運んでいるように見えますが、これは経験を積んだ者同士が息を合わせているから重い家具もスムーズに運べるのです。

身近なものを使って家具を移動させる方法とは

身の回りにあるものを使って重たい家具を移動させる方法です。

 毛布を使った移動方法


  

基本2名で作業を行い、動かす家具の中身を出して軽くします。

毛布を家具の前に置きますが、その際に毛布の先端をちょうど家具の下に入るように二つ折りにします。(画像参照:画像はダンボール箱をタンスに見立てています)

家具を少し斜めにして家具の下にもぐらせます。

次に、逆の方向に家具を斜めにして折った毛布を広げます。

そうすれば家具を持ち上げずに毛布を下に敷くことができます。

 

運ぶ時は、動かす前方の者は毛布の先を持って引っ張りながら移動していきます。

後方の者は、家具本体を支えて押して移動させます。

 

このようにすれば無理に持ち上げず、毛布を使って滑らすように移動させることができます。

 毛布の代わりにダンボールを使う方法もあります。

要領は毛布と同じですが、毛布の様に楽に下に敷くことが出来ませんので家具を一旦持ち上げてダンボールの上に乗せます。

軍手を使った移動方法

 ゴムの滑り止めがついた軍手も役に立ちます。要領は毛布と同じ方法ですが、ゴムがついた部分を家具側に下に敷きことのより家具をゴム部分がしっかり押さえて、綿の部分で摩擦が軽くなり、重い家具も床を傷つけずに簡単に動かすことができます。

 あれば大変助かるのが荷締めDカンベルトです。家具に持つところが無い場合はベルトを家具に巻くことにより持ち手を作り、持ち上げたりする際に力が入れやすくなります。

長さは、家具の大きさによりますが6~8mのものが必要で、生地がしっかりしたものだと三千円程度します。

 5.やはりプロの業者に頼むのがいいかも

 ここまで自分たちで移動する方法やグッズについて紹介してきましたが、やはり自分たちで家具を移動させるのは不安だ、どうしても動かすのは難しい家具はあると思います。

 部屋の中で移動させるだけなら自分たちできますが、階段を使わないといけない場合や賃貸マンションで床や壁に絶対に傷を付けたくない場合はプロに頼むということです。

 家具移動の業者の方に依頼すれば、わざわざ道具を用意したり傷などの気をつかう必要はありません。お金はかかりますが、プロの業者の方なら家具や自宅を傷つけませんし、腰を痛める心配もなく安心して任せておくことができます。

業者の任せたほうがいい場合は

 ・階段を使わなければならない場合

階段は家具のバランスをとるのがとても大変な場所です。家具が倒れてケガをしたり、壁に傷をつける可能性が高いからです。階段の手すりや照明を外さなければ通らない時は大変手間が掛かるからです。

・階段が通らず吊り上げ、吊り下ろしでする場合

どうしても家具が階段で通らない場合は、屋外からベランダや窓から出し入れしなければなりません。

この方法は慣れていない方がするのは危険と言えます。業者であれば専用の道具やハシゴを使いスムーズに移動してくれます。作業も基本は3名体制ですることになります。

・業者に任せたほうがいい家具は

クローゼットタイプの洋タンス

左右連結されて組み立てる家具は、分解すれば軽くなり楽に運べそうですが、再度組み立てるのは難しく扉の調整などコツが必要で慣れていない方は苦労します。

 ガラス製の大型家具全般

ガラスはちょっと当たるだけで割れてしまうことがあります。ガラスに養生を行い慎重に運ぶ必要がありますので、リスクを考えれば業者の方に任せるのが無難です。

 ピアノ全般

ピアノはキャスターがついていて移動できそうですが、重量も有り、アップライトピアノは重心が上の方にあるので倒れやすい構造ですので大変危険です。

グランドピアノは足が細く万が一折れてしまうと下敷きになる危険があります。

大型の電子ピアノは、足と鍵盤部分が分離できますが配線など複雑にできていますので復旧させるのに大変手間がかかります。

 重量のある家電品

最近の冷蔵庫や乾燥機付き洗濯機は重量が100kgを超えるものが多く、台所や洗面所などの狭い場所での移動は慣れていないと家電品本体が損傷するリスクが伴います。

 これらはあくまで一例ですが、これは自分らでは無理だ、危険だと思ったらどんな家具、家電品もプロの業者に依頼しましょう。


6.まとめ

家具の移動は工夫すれば業者に頼まなくても自分たちで移動させることも可能です。

ただ道具を使っても移動できない場合もありますし、床や壁に傷が入ってしまうこともあります。

家具の移動は、無理をすると大怪我をするリスク、家具や家を破損させるリスクが潜んでいます。

こうしたリスクを避けて、経験豊富な家具移動サービスを提供している「ベンリー平野西店」にご相談ください。

 

 

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